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実家が売却できなくなる?アルツハイマー病の症状とは?

 2017/10/12 介護
この記事は約 20 分で読めます。

アルツハイマー病とはどんな病気?

アルツハイマー病は認知症の1種であり、認知症と診断された人の半数以上(60~70%ほど)はこのアルツハイマー型認知症です。

なお、アルツハイマーというのは最初に症例報告をした医師の名前が由来となっています。

研究は盛んにされており様々な仮説がありますが、残念ながらアルツハイマー病の原因は完全には解明されていません。

現在処方される治療薬は症状の進行を抑える薬であり、根本的な治療薬というわけではありません。

 

他の認知症に関しても同様ですが、アルツハイマー型認知症を根本的に完治させる治療薬は存在しないということです。

現在根本的な治療、つまりアルツハイマー型認知症の完治が目指せるのではないか?という薬の臨床試験は行われています。

しかし現状では、アルツハイマー病にならないような予防と、なってしまった後症状の進行を抑えるための適切な治療が重要ということになるでしょう。

 

 

アルツハイマーになってしまう原因は?

アルツハイマー型認知症になってしまった人の脳にはアミロイドβ(ベータ)、そしてタウというタンパク質が溜まっています。

横文字の名前は難しいので、特殊なタンパク質が脳に蓄積されてしまっている状態と思っていただければ問題ありません。

この特殊なタンパク質が溜まってしまうことで、脳の神経細胞は壊れてしまい脳全体が萎縮し、脳の機能に障害がでてくると考えられています。

例えていうなら、家電にホコリが溜まってしまうようなものでしょうか。

 

ホコリがパソコンなどの家電の内部に溜まってしまうと、電気の通りが悪くなって故障の原因となってしまいます。

そのようなイメージで脳にもホコリのように特殊なタンパク質が溜まり、その部分の神経細胞が壊れてしまうのです。

家電に1日2日でホコリがどさっと溜まらないように、特殊なタンパク質も1日2日では溜まりません。

アルツハイマー病として症状が出てくる何年も前から溜まりはじめ、40代にはアミロイドβの蓄積は始まっているとも言われています。

アルツハイマー病の症状に関していえばご両親の心配となるでしょうが、予防に関して言えばあなたも考えた方がいいのです。

 

 

アルツハイマー病の症状って?

アルツハイマー型認知症の症状を分類すると

  • 記憶障害
  • 生活機能障害(失行・失認など)
  • 実行機能障害
  • 精神症状
  • 行動異常

となります。

 

 

記憶障害

認知症というとこの記憶障害のイメージが強いでしょう。

具体的な症状としては、同じことを何度も聞いてしまったり、同じ商品を繰り返し購入してしまうというものがあります。

「これをしなければいけない」という部分だけが記憶として残っており、聞いたということは記憶から抜け落ちています。

同じように同じものを何度も購入してしまうのも、買ったという記憶が抜け落ちているので全て初めて買ったというような気持ちで買ってしまうのです。

 

アルツハイマー型認知症を含めた認知症の記憶障害は一般的など忘れと違い、ヒントなどを与えられても思い出すことはありません。

ど忘れは「部屋のどこかにあるDVDを探し出す」ようなもので、時間がかかったり誰かのアドバイスを受ければ大体見つけることが出来ます。

しかしアルツハイマー病での記憶障害は、DVDレコーダーにDVDを入れ忘れて録画を失敗しているようなものです。

元々記録が失敗しているので、探しても見つからないのです。

なので何度も同じことを聞かれていたとして、そのことを指摘しても「これが初めてだ!」と反感をかってしまうでしょう。

 

 

見当識障害

自分が今どこにいるのかや、今が何時なのか、目の前にいる相手が誰なのかを把握することを見当識といいます。

初めて来た街で道に迷ったり、夕方なのは分かるけど詳しい時刻は分からない、道ですれ違った初めて会う人の名前は判らないということは当然あるでしょう。

流石にこれが分からなかったら認知症ということはありません。

 

認知症の方の場合

  • 自宅やよく受診する病院にいても、ここがどこだか分からなくなる
  • 深夜に起きてあなたを「まだ寝てるの?」と、今が昼間かのような発言をして起こそうとする
  • 季節の認識も出来なくなることがあり、真夏に厚着をして脱水症状になる
  • 孫のことは覚えているけど、目の前にいる孫を孫と認識できず、「この人は誰?」といってくる

というような症状が出てきます。

 

 

 

生活機能障害(失行・失認・失語など)

耳は聞こえているので何か言っているのは分かるけど、その言葉の意味は分からないということがあります。

あなたも外国の方に話しかけられたときに「聞こえてはいるけど聞き取れないし、何を言っているのか分からない…」と困ったことがあるかと思いますが、認知症の方はあなたの言葉に対してこれと似たような状況になっていると考えればいいかと思います。

 

他にもあなたが普段着替えるときに、特に意識せずに更衣していると思います。

しかし脳内では「これはシャツだから着て、これはズボンだから履く」というような、これが何であるかを認識し、正しい動作を行っています。

しかし認知症の方はその認識が出来ず、ズボンをシャツのように着ようとしたり、逆にシャツをはいてしまう事もあります。

 

このように認知症の方は聞こえていたり、手足は十分に動くので着替える為の身体機能はあっても、それを認識する能力が失われてしまってしまいます。

食事の仕方や排泄の仕方などの、日常生活で不可欠な動作も分からなくなってしまうので、介護が必要になります

 

遂行機能障害(実行機能障害とも)

例えばあなたが本HPのこのページを読んでいるのは

  1. アルツハイマーの症状について調べようと考える
  2. PCやスマホを起動する
  3. 「アルツハイマー 症状」などのアルツハイマー病の症状についてを調べられそうなワードを考える
  4. Googleやyahooなどの検索エンジンで考えたワードを入力して検索ボタンを押す
  5. 検索結果から自分の調べたい内容が記載されていそうなHPを探す

というような方法で調べたかと思います。

 

このような行動が出来るのは、あなたに遂行機能があるからです。

遂行機能は、目的を達成する為の一連の行動をとるための機能です。

遂行機能障害の症状がある認知症の方であれば、アルツハイマーの症状について調べたいと考えても

  • 本で調べる
  • ネットで調べる

といった方法が思いつかなかったり、思いついたとしても手際が非常に悪くなったりします。

 

これまで何度も繰り返したことも出来なくなるので

  • 料理が大好きだった母が出来合いのもので生活するようになった
  • 毎年梅干を漬けていた母がここ数年漬けなくなった

というように違和感が出てくることもあるでしょう。

実際にアルツハイマー病であったとしても自分はまだ元気だ!ということを主張したいがために、「ひとり分の料理は面倒」「漬けるのが大変だから」と実際にありそうな理由を言うケースもあるので注意しましょう。

 

 

精神症状

初期のアルツハイマー型認知症では出来なくなっている自分を認識することが出来ており、うつの症状が出ることがあります。

何かをするという意欲が低下したり、感情が無くなったかのような無表情(アパシー)が見られることもあります。

他にも妄想が増えたり、焦る(焦燥)ことが多くなったりという症状もあります。

認知症の方を介護した方に話を聞くと、「あいつが財布を盗んだ」と嘘を周りに広められたということを聞くかと思います。

 

アルツハイマー型認知症でも初期のうちから疑心暗鬼になりやすく

  • 自分が移動したものでも記憶を都合よく修正し「あいつが私の財布を盗んだんだ」というような物盗られ妄想
  • 家族は私を厄介者扱いして家から追い出そうとしているんだ!というような迫害妄想

などを、介護をよくしてくれている人を対象として行います。

またアルツハイマー型認知症は進行していくと幻覚・幻視の症状が出てくることもあります。

認知症という病気についての理解があまりない人が周りに多いと、物盗られ妄想や迫害妄想を真に受けて介護者を非難してしまう危険性があります。

アルツハイマー型認知症と診断されたのであれば、どのような症状が出ているかを周りに伝えたほうがいいでしょう。

 

 

行動異常

  • 見当識障害で自宅にいるのに「ここは自宅ではない、帰らなければ」と考える
  • 若い頃によく通っていた場所があったことをふと思い出して、場所を思い出せないのに「あそこに行こう」となる

などの理由で徘徊したり、落ち着きがなくなったり暴れる(不穏といいます)症状が出てきます。

本人の中では正当な行動ですので、真正面から「ここが自宅でしょう!」などと否定してしまうと余計不穏になってしまったり、暴力を振るうといったことになってしまうリスクがあります。

しばらく時間を置いたり話をそらすと落ちつくことが多いので、「車を準備するので待ってて」などの言い方でやり過ごしましょう。

 

物盗られ妄想などで疑心暗鬼になっている状態の場合、介護者を信用することが出来ず介護されるのを拒否したり、服薬を拒否することがあります。

他にも幻覚症状があれば、その幻覚の何かに対して怒鳴ったり、攻撃したりということもあります。

あなたも怪しい訪問販売がやってきたら信用せずに追い返したり、自宅でニヤニヤしてこっちを見つめる人がいれば追い返そうとすると思います。

アルツハイマー病の方はそのような気持ちで介護拒否をしたり、何もないところに怒鳴っているのだということを覚えておくようにしましょう。

 

 

アルツハイマーはこのように進行していく

アルツハイマー型認知症がどの程度進行している状態なのかを、直接観察するなどの方法で7つのステージに分類するFASTという方法があります。

基本的にアルツハイマー型認知症はこのFASTに沿った進行をするので、知っておくとどの程度病状が進行しているのかを知ることが出来ます。

 

FAST stage 1(正常)

この段階ではまだ認知機能の障害は見られません。

5~10年前の本人と比較しても主観的・客観的・社会生活上どの面においても変化は確認できず、支障をきたすレベルではありません。

自覚症状のない初期のガンなどのように、この段階のアルツハイマー病は病院でCT・MRIなどの検査を受けなければ見つけることはできないでしょう。

 

FAST stage 2(年齢相応)

予兆と言えなくもない、親しい人でもほぼ気付かない非常に軽度の認知機能の低下が出てくるようになります。

複雑な作業も出来るし、複雑な社会生活にも適応しているのですが、名前や物の場所、誰かとの約束を忘れることがあります。

とはいえ年齢相応の「そういうものだろう」といえる範囲内なので、親しい人であってもほぼ気付かないでしょう。

 

FAST stage 3(境界状態)

この段階になって、同僚や家族などが「あれ?」と思う軽度の認知機能の低下がみられるようになります。

普段の買い物やよく行く旅行先への旅行、家計の管理といった日常的な作業をする分には支障はほぼないでしょう。

しかし重要な約束であっても忘れてしまうことがあったり、初めて行く土地への旅行といった複雑な作業に関しては認知機能の低下がみられてきます。

技術職のような熟練の技術が必要な職業などでは支障が出ることはありますが、日常生活では気付かないこともあり臨床的な面で言えば軽微といえます。

 

FAST stage 4(軽度のアルツハイマー型認知症)

この段階は家計の管理や日常の買い物にも支障をきたす、中程度の認知機能の低下がみられます。

入浴や排泄、自分の服を自分で決めて着るといった日常生活での介助はまだ必要としません。

しかしリスト通りの買い物を正しく行うことも、会計を正しく行うことも介助がなければ難しいので、社会生活では支障が出てきてしまいます。

普段の買い物だけでなく保険料の支払いや家賃、光熱費などの支払いなども誰かが気にしていないと、トラブルに発展する危険性もあります。

 

FAST stage 5(中程度のアルツハイマー型認知症)

この段階になると衣服を選ぶことが難しくなったり、入浴などの行為をしてもらうのに説得が必要になることもあり、やや高度の認知機能の低下がみられます。

温度調節を自分で出来ず真夏に冬服を着て熱中症で倒れるなどの危険性があるので、介護者が衣服を選ぶ必要があります。

買い物を1人で出来ず、入浴したかどうかを忘れ「私はもう入浴した」と誤認し説得しなければ入浴してもらえないといったことがおきます。

入浴自体は介助が必要なくても自動車の運転が出来るレベルではなく、交通ルールを無視することが出てきます。

感情の制御が難しくなることで大声を上げたり、睡眠障害で夜中に徘徊することがあったりと、家庭内でも問題が起こり病院のお世話になることが増えてきます。

 

 

FAST stage 6(やや高度のアルツハイマー型認知症)

この段階になると更衣や入浴、排泄にも介助が必要になり、便失禁なども出てくる、高度の認知機能の低下がみられます。

パジャマからの着替えの際にパジャマを脱がずその上に着てしまったり、ボタンを掛け違えるなどで更衣を1人では出来ません。

身体を洗う、浴槽への出入り、入浴後身体を拭くといった行為が正常に行えず介助が必要で、入浴自体を嫌がる傾向もあります。

入浴したくないということから「もう入浴した」というような嘘が出てくることもあります。

トイレでの排泄後拭く、流すといった動作を忘れ、衣服を直せないこともあります。

またトイレに行くという行為自体を忘れ尿失禁、便失禁をしてしまうこともあります。

 

 

FAST stage 7(高度のアルツハイマー型認知症)

この段階まできてしまうと、理解できる言葉、話すことが出来る単語数が極端に低下し、歩くことが出来なくなったり、座る能力もなくなってきます。

中程度のときは感情が高ぶったりもしていましたが、この頃には感情はほとんどなく、笑うこともなくなってきます。

アルツハイマー型認知症の末期は代謝機能も低下し、昏迷・昏睡状態になってしまいます。

 

言語能力について、アルツハイマー病の進行により完全な文章を話す能力はなくなるので、単語や短い文節を話すのみになってきます。

また理解できる言葉も少なくなり、はいやいいえといった言葉が両方とも肯定と否定の意味を持ったり、更に進行すると理解できる言葉がなくなってしまいます。

そうなった後は特に意味のない言葉をつぶやく程度となってしまいます。

ステージ7でも最初のうちは歩幅が短いながらも歩くことは出来ますが、歩行がゆっくりとなってくるなどで段々と寝たきりになっていきます。

寝たきりになっても始めのうちはイスに座ることは出来ますが、段々とそれも出来なくなり、表情もなくなり、昏迷・昏睡状態になっていきます。

 

 

脳の萎縮する部分により症状の進行は異なり、総合的な判断はFASTだけでは難しいですが、FASTは本人に負担は少なく、家族などからの情報を元に状態を把握する検査です。

正確な検査は病院などの専門機関で行う必要がありますが、目安としてFASTを行ってみて、病院にいくかどうかを決めてみるのはいかがでしょうか。

 

 

「これはアルツハイマーかも?」と思ったらどうするべきか?

自分でFASTの分類をしてみたら、ステージ3くらいになってる気がする
最近お父さんに約束を忘れられることが出てきた。昔はきっちりしてたのに…

最近親と会っていて、「あれ?」と思うことが増えてきていませんか?

そのような場合、「どこに相談すればいいんだろう…」と悩んでしまうかもしれません。

 

現在の医学では認知症を根本的に完治させることは出来ませんが、早期発見・早期治療により症状の進行をより緩やかなものに出来る可能性が高くなります。

アルツハイマー型認知症の場合CTやMRIなどの画像検査で早期発見がしやすく、進行を緩やかにする治療薬も他と比較すると多いです。

近くに認知症を専門とする物忘れ外来があればそちらに受診した方がいいと思いますが、老年内科などの高齢者を専門とした科や、精神科神経内科などもいいでしょう。

 

受診して何を話せばいいのか分からず二の足を踏んでしまうこともあるかもしれませんが、診断のために必要なことは医師の方から質問してきてくれます。

今までにかかった病気(既往歴)や生年月日、朝食の内容などは覚えておいた方がいいとは思いますが、医師は世間話などで緊張をほぐしながら質問してくれますので、落ちついて聞かれたことに答えましょう。

診断内容に不満があるようなら、セカンドオピニオンとして他の医療機関に受診してみるのもいいでしょう。

自分の望む受診結果が出るまで医療機関を受診する、ドクターショッピングになるほど受診するのは問題ですが、他の専門医にも意見を聞くのは悪いことではありません。

 

 

「私の歳ならアルツハイマーじゃないでしょ」とは思わない方がいい理由

親の物忘れなどに「認知症かな?」と考えるとき、自分の物忘れのことを棚にあげてしまっていませんか?

認知症は65歳以上がなるものと考えてしまっていると、自分の物忘れと認知症を繋げることができないかもしれません。

しかし64歳以下でも認知症を発症してしまうことはあり、そのような認知症を若年性認知症といいます。

当然アルツハイマー病も64歳以下で発症するケースもあります。

もしもあなた自身が他の人から物忘れを指摘される頻度が多くなっているのであれば、親と一緒に受診してみることを考えた方がいいでしょう。

 

 

アルツハイマー病の人にどう対応するべきか

親がアルツハイマー病と診断された場合、これまでと同じような対応をしていると症状の進行を早めてしまったり、その後の介護で不利益になってしまうことがあります。

特に同じ話をしてくるときに「その話もう5度目だよ!」と怒鳴ったり、物盗られ妄想などの嘘を「そんなことしてないよ!」と怒鳴るのは、避けた方がいいでしょう。

介護方法について調べてみても同じようなことが書いてあると思いますが、「そんな事言われたってイライラしちゃうよ!」と言いたくなるかと思います。

ただ怒鳴ってしまったり否定をしてしまうと、その後の介護でデメリットが多くあるのです。

 

アルツハイマー病の方は記憶障害があるので、「怒鳴ったってすぐ忘れちゃうでしょ?」と思うかもしれません。

実際に「何を言われたのか」については、すぐ忘れてしまうと思います。

しかし意外かと思うかもしれませんが、嫌なことをされたというネガティブなイメージは残る事があるのです。

アルツハイマー病の方が同じ話をする場合、前回話しかけたことの記憶はなく、「さっき話したよ」などの指摘を受けても思い出す事はありません。

 

その為本人の中では全て「初めて話しかけること」になります。

誰しも初めて話す事に「さっき話したでしょ!何度その話をするの!」などと怒鳴られたら、嫌な気持ちになりますよね。

同じように

ご飯はまだかと聞いたらさっき食べたでしょと言われた
風呂に入ったと言っているのに『入ってないから入れ!』と怒鳴られた

ということがあったり、物盗られ妄想で盗人にされたときに怒鳴って否定したりといったことがあると、嫌なイメージが残ってしまいます。

 

嫌なイメージがあると信頼関係を維持することは難しく、

  • 物盗られ妄想・迫害妄想のターゲットにされやすくなる
  • 入浴介助などで拒否がでてくる

というようなことが起きやすくなってしまうのです。

適切な介助をしていても物盗られ妄想などが出てくるのは仕方のないことではありますが、自分からその頻度を上げる行動をすることは避けた方がいいのではないでしょうか?

アルツハイマー病はこういうものなんだということを理解し、一歩引いた客観的な立場で話せるようにすると、後々の介護のためになるということになります。

 

 

アルツハイマーの予防方法は?

アルツハイマー病の原因は完全に解明されているわけではないので、医学的根拠のある明確な予防法を答えられる人は存在しません。

しかし

  • 喫煙や運動不足、睡眠不足などの生活習慣
  • 塩分過多・脂質過多・糖質過多・アルコールの飲みすぎなどの偏った食生活
  • 糖尿病・高血圧などの生活習慣病

といった要因により、アルツハイマー病のリスクが高まるのではないかと言われています。

やはり何事も生活習慣を気にした生活をした方がいいということでしょう。

 

 

認知症には前段階がある!

実は、認知症と健常の間には、軽度認知障害(MCI)という認知症の前段階の状態があります。

症状としては物忘れで、日常生活への影響はほぼありません。

MCIには定義があり

  1. 認知症ではない
  2. 本人・家族から物忘れの訴えがある
  3. 全般的な認知機能は正常範囲である
  4. 日常生活は自立できている
  5. 年齢相応や、「成績が悪かった」等教育レベルでは説明ができない記憶障害がある

といったものです。

 

一般的に認知症は忘れているということを認識できていませんが、MCIでは忘れていることを認識できています。

自覚できている分、物忘れをしてしまっている自分に落ち込むなどでうつ病になりやすく、うつ病になることは認知症への移行を予測するための要因とも言われています。

もしも親がうつの症状が出てきたようでしたら、一度物忘れ外来などに受診してみるといいでしょう。

これはあなたにも言えることで、物忘れが気になって気持ちが沈むようであれば、一度受診してみるといいでしょう。

 

 

アルツハイマー病の不安があれば認知症対策・相続対策を考えませんか?

親が認知症などで意思能力がなくなってしまった場合、親の財産は凍結されたといっていいほど運用が難しくなります。

実家の売却は他に財産がなければ成年後見人を選任して、その成年後見人に家庭裁判所に実家の売却の許可をもらう事で売却が出来るようになりますが、時間と手間がかかってしまいます。

成年後見人は途中で止めてもらう事が出来ず報酬などの費用はかかってしまうので、実家の売却のために成年後見人を選任してから、被成年後見人(この場合は親)が亡くなるまでは報酬などの費用は発生し続けてしまいます。

マンションの管理運用や土地の有効活用のような、「動的な資産運用」に関しては成年後見人を選任しても非常に難しくなります。

 

実家を継ぐ人はいないし、私が認知症になったら実家を売却してそのお金でいい老人ホームに入れてくれ

と言われていたとしても、何の対策もしていない場合は成年後見人を選任しない限り実家の売却は出来ないでしょう。

預金であれば、(本来はよくないのですが)本人の意思能力がなくなってもあなたなど家族が引き続き引き出すことも出来ることがあるでしょうが、不動産売却の場合はそうはいきません。

不動産売買では不動産業者や司法書士が本人確認を必ずするので、家族が代わりに…というのは出来ないのです。

 

しかし家族信託などで事前に対策をしていると、成年後見人の関与なしに実家を売却したり、土地・建物の管理運用をスムーズに行う事ができるのです。

相続対策というと亡くなった後の事だけというイメージがあるかもしれませんが、認知症などで財産管理が出来なくなった後の状況の対策も行う事ができるのです。

相続サロン多摩相談センターでは、家族信託普及協会の家族信託コーディネーターであり、日本相続コンサルティング協会の公認相続コンサルタントである相続のプロが、あなたに適切な相続対策を提案します。

宅地建物取引士(宅建士)を持つ不動産のプロでもあるので、不動産がかかわる対策に特に強くなっています。

なにか不安な事がありましたら、お気軽にご相談ください。

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